『ﾎﾟｹﾓﾝがﾚﾍﾞﾙを上げると進化するように、人間もﾚﾍﾞﾙが上がると進化するんですっ！』


その場合は“進化”ではなく“成長”と言うのだけどね。
…なんて、子どもたちに力説している先生です。


出会って別れて戦って逃げて勝って負けて泣いて笑って救って傷つけて。


経験値が上がるとほら。
いつもと違う自分がいる。


悲観的な時には見つけにくいけれど、その小さな“変化”に気づいてくれる人もいると思う。


気づいて欲しいから成長するのではない、が。
『よくやったな』って自分を受けとめて欲しいのも確かで。
“ここにいるよ”って伝えたくて。
“ほっといてよ”なんて口が滑ってしまう。


あーぁ、後悔後悔。


『明日死ぬと仮定して、今日を悔いの(少)ないように生きよう。』


そんな事を言ってたあの人の言葉をふと思い出しました。


悔いなく生きるのは難しいけれど。
悔いる気持ちがあるから、前進できる時もあって。
失いたくないから守るのであって。


守りたいから傷つけるのでありますね。


お金で買える愛と、お金で買えない愛と。
食欲･物欲･性欲とかいう本能とかその他諸々から成り立つ人間って大変。


生きるって大変。
愛って大変。






したがって、死ぬまで成長し続ける人間を“人体錬成”しようとするのは無理な話なんですよこれが。(大幅にそれた結論。