おめでとう！
…いないけど、親父。


『おめでたくないし。独居老人だし…』


こんなﾒｰﾙが返ってきた！
独居老人って…お腹痛いｗ
若さなど気の持ちようです。そう信じさせてくれ。




そして深夜0時。
ﾏﾏﾝの携帯に弟からの着信が。

『●●(会社名)の●●ですけど…』


知らない男の人の声。
どうやら会社の先輩らしい。
やらかしたな、愚かな弟よ。


どうやら泥酔して動けないらしい。
迎えに来てほしいとのことでした。
そこでﾏﾏﾝはお姉ちゃん召喚！


って…こんな時間に片道一時間ほどかかる歓楽街に行けという指令ですか！


『……いってきます』



『おねえちゃん、舌打ちはだめよぅ！』←なにか聞こえたらしいｗ


荒れた子ども時代はまだ分かる。が、大人になっても手のかかる弟だ。
しかたがないなぁ。


Tシャツ短パンで歓楽街に突入。


何事？って顔で周りの人達に見られているが今はそんな事など関係ない、そこでうずくまってるのはあたしの弟だ。…と先輩らしき人も。


ほら、立て。そして全力で謝れ。あたしと先輩に！←


なんとか車に押し込んで、先輩に感謝しつつ家まで送り届けて。
深夜2時過ぎ、ようやく家に帰りつきました。


つ、疲れた…。
親父の誕生日に何してんだかｗ
第二次若気の至りなら仕方がないが、次は気をつけてもらわなければね。


急性ｱﾙｺｰﾙ中毒は怖いんだぞ。
救急車とか来ちゃうんだからな！


『………ごめん』


朦朧とした意識の中だと思うが、珍しく素直に謝っていた彼。
無事に帰ってきたからもぅいいよ。


きっと朝になれば忘れてるんだろうなｗ
自分の苦い経験を少しだけ思い出したしゅーんかーんでした。